2018/10/12

秋の小噺

こんばんは。



Mojaveのダークテーマにうっとりのオオモリです。


散らかりやすい傾向にあるデスクトップもスタックですっきりしております。




なんの話かって?
MacのOSです。




iPhone等との連携も強化され、今の所、高評価です。












さて、
秋の夜にひとつ昔話を。









今から20年くらい前の冬の夜のこと。

ある徘徊老人を保護したときのお話です。





当時、私は一人暮らしをしており毎晩遊んでは深夜に帰宅を繰り返す日々。
その日も午前2時頃アパートに帰ってきました。



安アパートで、市街地なのに牛が放牧されている微妙な立地でした。



ほんとすぐ隣で牛が見られるプチ動物園みたいなところ・・・
風向きによっては素敵なかほりが部屋の中に溢れます。


写真上側のアパートが当時住んでいた棟。
もろ、牛コーナーですw


ちょうど、こんな感じです。



寒いしさっさと寝たいので部屋に急いでいたその時、


牛の敷地の角に、
白い人っぽいのが立っています。



その方向に行かないと私は部屋へ行けません。

恐る恐る進むと、

老人の様な人が背を向けて立っています。





見えちゃったよ・・・トホホ

とか考えた矢先。









振り返りました!




お爺さんです。



何処の誰かもわかりません。
白いワイシャツと下は・・・・・パンツのみ。。。。
さらに素足です。



その佇まいの意味がわかりません。







ひとまず、


「さ、寒くないっすか?」
「つか、何してんですか?」


声を掛けてみました。
挨拶は大切です。



なんというか稚拙な質問です・・・
それ以上言葉が思いつかない状況でした。









して、返ってきた応えが


「息子が帰ってくるんだ!」



り、理解不能です。。。。









そして、




ガリガリガリガリ。。。。。




いきなり地面を素手で掘り始めました!





これはいけません。
多分、徘徊老人です。
速やかに家族の元に帰してあげないと大変なことになります。


階段を駆け上がり、
110番です。




状況を伝えてつつ外の様子を見たら、




居ません!





背筋が凍ります。。。。








ドンドンドンドン!!
おかーさーん!!!




向かいの棟でドアを叩いています。



安アパートは治安が悪いです。
もっと怖いのがでてきたら大変です。





「と、とにかく騒いで大変なので急いできてください」





で、また見失いました。










ドンドンドンドン!!



こ、今度はウチです・・・・





近所迷惑ですし、おまわりさんが来るまで確保しておくことにしました。
全く話は通じません。




汚れた手を洗ってあげようとしたのですが、
お湯がなく、水でいいかなぁって出してあげたら。





冷たい!(怒)

だそうです、、、






外に出たがるので仕方なく玄関の外で一緒に警察を待つことに。


お爺さんは寒いと震えていますが、どうしようもありません。







そして、警察が到着。

でも、様子がおかしいです。


ひとりは明らかに私を威嚇しています。





ラップ調に言うと
「あらわれたポリス、やつからすればおれはエネミー」



そんな状態です。







震える老人とビール片手にタバコをふかす若者
一目瞭然ですね。








で、お爺さんに駆け寄った警察が放った一言








犯人はあいつですね!!!






わ、わたしですか・・・・・orz










まぁ、事情を説明して無事保護してもらいました。



その後は存じ上げません。










では、
また次回。