2019/11/25

AdBlueについて

ここであらためて 『AdBlue』について話していきましょう

すでにご存じの方も多数お見えかと思いますが

少しの間 お付き合い願いたいと思います。

このロゴをご覧になられたことがあると思います。

これは、ディーゼルエンジンの排出ガスを浄化する

尿素SCRシステムに必要な高品位尿素水を

『AdBlue』と呼びます。

国内では、トヨタ自動車が

海外では欧州の自動車メーカーが採用しています。


どのようなシステムかといいますと

ディーゼルエンジンが排出する窒素酸化物(NOx)を浄化するシステムのことで

原理は、有害物質である窒素酸化物(NOx)をアンモニア(NH3)と

化学反応させることで、窒素酸化物(NOx)を

無害な窒素と水に分解して排出させます。


エンジンルームを開けると


このような青いキャップの注入口があります。

ここから 『AdBlue』を入れます。

ガソリンスタンドに行くと


軽油の計量器のそばにあります。

国内では、大型トラック、中型トラック等の

働くディーゼルエンジンのトラックに採用されています。

キャンピングカーでは、最新の2800ccディーゼルエンジンの

ハイエース、コースターに、

一般車では、ランドクルーザープラドとハイラックスに

それぞれ採用されています。

輸入車では、メルセデスベンツベース スプリンターが

この尿素SCRシステムを採用しています。

今後、マイナーチェンジしたフィアットデュカトにも

このシステムが採用されます。



トヨタ自動車の車両は 1,000kmで約1Lの消費です。

車の燃料を入れるまで頻繁に入れる必要はありません。

価格も1L当たり 110円前後で

軽油より少し安い金額です。

そのため、上の写真のようにポリ容器で

販売もされています。

全てのスタンドには『AdBlue』は取扱いしていないので

余裕をもって減ったときは入れるようにしましょう。